日本人は細胞レベルで『ストンピングリズム』
私たち日本人って、呼吸するのも歩くリズムも「ストンピングリズム」なんです。
それは英語のリズムとは全く違うリズムって知っていましたか??
日本人のリズムのまま、英語を学ぶことは非常に難易度が高い
なぜか英語が耳に入ってこーへん…
会話のスピードについていけへん…
ホンマに何言ってるか分からへん…
文法とか習ってもマジで喋られへん…
LとかRとかFもVも全然聞き取ってもらわれへん…
日本で英語を学ぶ人にとって上記のような悩みが尽きないのも仕方ありません。
だって私たちは英語のリズムとはかけ離れた
ストンピングリズムの世界で生きているのだから。
ここでいう【リズム】は音楽的なものではなく言葉が持つリズムのことです。
日本語のリズムで英語を話そうとするのは
「マーチのリズムでワルツを踊ろうとしているようなもの」です。
私は4拍子で3拍子を踊るなんて想像するだけでも難しい(笑)
でも、この言葉のリズムの違いを理解せずに指導している英語講師や
日本で作られた英語教材がとても多いのも事実です。
日本語が話せるからと言ってみんなが国語の授業が出来るかと言ったらそうではない。これは外国人講師にも当てはまります。日本語でも英語でもネイティブスピーカーだからといってその違いについて説明が出来ないこともまた事実です。
例えば
I love you.
♩ ♩ ei♩
3つの音を打ちたくなりますが
これは1ビートになります。Loveにストレスシラブル。
I love you.
ai♩
Thank you very much.
eig♩ ♩ ♩ ♩
単語で分解すると日本人には4つの音に見えますが
本来は2ビートで話します。ストレスシラブルが2か所。
Thankyou verymuch.
eig♩ ♩
ちなみに幼稚園や保育園でよく間違って教えられているのは
How’s the weather today?
これは本来なら3ビートです。(3シラブル)
うぇざあー, うぇざあー, はぁーうざ, うぇざあ~
eccの♩ 英 ♩ ♩ ♩
と言いながらリズムを叩いている、とシラブルが全く違ってくるので、
英語を話す時が来たら・・・
英文としては伝わりにくくなりますね。
そして日本語のリズム(ストンピングリズム)の身体モードのままでは
英語を聞き取ること、話すことが非常に難しくなります。
日本人の母語の干渉は、英語学習だけでなく、音楽やダンスなどの表現にも影響を及ぼしています。
言語を習得するうえで一番重要な要素は何だと思いますか?・・・
リズムやイントネーションです!
子供達には人との関わりのなかで、英語のことばのリズムにたくさんふれて欲しいですね!
リズムとイントネーションは英語学習の底辺にあり、
そこをふまえて英語でのコミュニケーションや
英文法を知ることに広がっていくと感じています。
ピーキャロの親子クラスでは、Rhymoe(ライモー)のユニークで非認知能力を高める英語教育プログラムを使用しています。
Rhymoeでは、英語のリズムに乗るように身体を動かして、英語をリズムよく口ずさみます。
すると言葉が「身体にしみ込む」ように入ってゆき、長く記憶にとどまる、という指導方法を用います。
【参考文献】
斎藤弘子(2008)英語を支配するリズム、リズムが支配する英語
靜哲人(2019)日本語ネイティブが苦手な英語の音とリズムの作り方がいちばんよくわかる発音の教科書
*日本人特有のストンピングリズムは悪ではありません。あくまでも英語のリズムとは違うリズムなんだという事を知ることで、より英語学習の土台作りがスムーズになると思います。